映画界の大王者黒澤明は1998年88歳でこの世を去るまでの間、30作もの作品を世に贈り出した。30作品を通して見た時、彼が描いた英雄・ヒーロー像が見えてくる。それは結論して言えば「庶民の味方」であり「弱いものの味方」であったということだ。 不朽の名作…
本年、デジタルリマスター版として鮮やかに現代に蘇った映画の不朽の最高傑作、黒澤明の「七人の侍」を久々に見ており様々感じることがあった。あの映画は、「ドキュメンタリー構成」であったということであった。 ●
最近、飛び飛びだが久々に「七人の侍」用心棒」「椿三十郎」を鑑賞した。 その圧倒的な迫力と重厚なカメラワークとドラマと三船敏郎、仲代達也といった俳優の力強い演技で一瞬でのめり込む。黒澤明の映画はまさに男の映画である。 ●